ニッセイ外国株式インデックスをどうしようか?

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(ふふふ。このヘタレ投信をどうしてやろうかしら。)


トラッキングエラーにしては大きいような。

 ニッセイ外国株式インデックスファンドの11/10の基準価額が、主要先進国株式インデックスの投信と比べて、0.28%ほど下方乖離しているという件について。

 先日ニッセイ・アセットマネジメントからも臨時レポートが出たわけですが、その説明についてイマイチ釈然としかねるところがあったりします。
 >> '16.11.15更新臨時レポート(ベンチマークと運用実績の乖離について)

 僕の場合、今年の「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」へは、ニッセイ外国株式インデックスを投票していないわけですが、それは僕の天邪鬼的な性格からくるものであって、皆が投票するだろうから、別に僕が投票しなくてもって感じなわけで。

 ニッセイ・アセットマネジメントという会社のコスト意識に対する姿勢は、それこそ称賛に価するべきもので、その挑戦があったからこそ、今の先進国株式クラスの低コスト競争があると考えています。

 マザーファンドが大きくないといった話もありますが、個人的感情から言えば、判官贔屓みたいなものが働いて、逆に信者でなくとも応援したくなってしまったりするわけです。
 特に僕なんかは理屈じゃなくて気持ちで動きたがるアクティブ投資家ですし、尚更その傾向が強いのかもしれません。

 だから今回の件も最初はそれほど気にはしてませんでしたし、この原因が単純にマザーファンドの大きさにあるということでしたら、まぁ、そういったこともあるよね。と深く考えることもなかったと思います。


第1の疑問・・・

 第1に不思議に思ったのが、翌日の資金流入が多く見込まれる時に、前日に為替取引を行うオペレーションについてです。

 そんなことをしたら連動するどころか逆に乖離する方向に働くと思うのですが、というか、そのお金はどっから捻出してくるのだろうか?
 従来からその手法をとっていたということなので、現実として今まではソコソコうまくやれてきた方法なのかもしれません。
 ただ設定からもうすぐ3年が経って、総資産額もそれなりに増えてきたわけですし、急激な為替変動というのはこれからも起こりうる話なので、今回の乖離の原因がコレにあるというのであれば、そろそろこのオペレーションについて見直しが必要なのでは?と思います。

 あの臨時レポートでは釈明だけに終わっていて、そういった再発防止策などに言及するような記述がないのが、乖離発生から時間が経過してからの報告だっただけに残念でした。
 モノづくりに関わっている人間としては、どうしてあの内容で、「引き続きベンチマークに連動する投資成果を目指して運用してまいります」と最後に結ぶことができるのか理解に苦しむところがあります。

 ただこれは発生頻度としてはかなり低い事象と考えられますし、既に何らかの改善策がなされているが処置が複雑すぎて説明できないとか、何が起こるか分からない世界ですし不特定多数に確約するようなことは言えないとか。
 そういった希望的推測を含めた上で、そういうもんか。と個人的には済ませられるぐらいの許容範囲です。
 というかそれくらいの金額しか今のところ投資していない。


第2の疑問・・・

 第2に仮にそういったオペレーションと為替変動が原因だとして、実際の資産流入額と総資産額の比率で考えて、どうしてあれほどの乖離が起きてしまったのか?が、自分の中にわだかまりとして残ってしまっています。

 ニッセイ外国株式インデックスファンドの乖離が起きた週、11月7日~11日の基準価額と総資産額をヤフーファイナンスから取得し、それを元に資産流入額と算出したのが下の表です。

 基準価額総資産額
(百万円)
総口数換算
(百万口)
前日口数差
(百万口)
資産流入額
(百万円)
流入額/
資産総額比
2016/11/11¥11,497 34,239 29,781 76.09 87.48 0.26% 
2016/11/10¥11,379 33,801 29,705 112.83  128.39 0.38% 
2016/11/9¥10,953 32,412 29,592 169.80  185.98 0.57% 
2016/11/8¥11,161 32,838 29,422 47.84  53.39 0.16% 
2016/11/7¥10,899 32,015 29,374 54.88  59.81 0.19% 

 基準価額と総資産額から総口数を求め、その前日差から流入額を算出しています。

 確かに9日の資金流入額は185百万円と他の日に比べて多いですし、実際にその翌10日も128百万円と見込んだ通りに多いです。
 でも、10日の総資産額から下方乖離0.28%を金額換算すると、約94百万円もの金額が毀損したことになるわけです。
 どうして、10日の128百万円の資金流入に伴う為替取引の為に、その約75%にも及ぶ94百万円という金額の毀損が発生するのでしょうか?

 当然見込みですからもっと大きな金額を想定していたかもしれません。
 例えば9日の約3倍の600百万円とか。
 だとしてもです。94百万円という額はその15%にも及ぶのです。
 急激な為替変動があったとはいえ、そこまで差損が生じるものでしょうか?

 確かに前日の為替取引オペレーションと為替変動が要因の一つであるでしょう。
 そしてレポートで述べていること自体に偽りはないんだろうと思います。
 でもそれが全てではないんじゃないか?
 いやむしろ、ほんの一握りの要因でしかないんじゃないか?
 そんな風に思えてきてしまいます。


それでも僕は・・・

 これも商売ですから、きっと大人の事情で言えないこともあるのかもしれません。
 そもそも僕の計算間違いや勘違いで、ただの妄想、戯言に過ぎないのかもしれません。

 そして、初めから大きなマザーファンドで運用上有利なのに、ニッセイが信託報酬の値下げしたからって、今頃になって値下げの号令を出しているような鈍感な会社のファンドに、これをきっかけに投資先を切り替えるというのも癪だったりします。
 そんな会社の投信を富ますぐらいだったら、今は運用品質に多少課題が残るとしても、積極的に改善を試みようとする会社の投信を生き延びさせていった方が、投資家にとって将来的に良い環境を生むことになるのかもしれない。
 インデックスファンドはコストも大事、安定した運用品質も大事。
 でもそれだけが全てじゃなくて、感情的な好き嫌いがあってもいいとは思ってる。

 いずれにしても、この円安・株高で損益プラスになっている状態で、今すぐどうこうする必要はないかなって感じです。
 面倒なので結局そのまま積立していくことになる可能性も高いですし。

 とはいえ、その一方で債券・リート安の状況において、乗り換え云々いうよりは、ちょっぴりリバランスしておきたい気持ちがないでもない。
 そしてまたムダな売買が行われることになる・・・


今日のアイキャッチ画像は。

「ガーリッシュ ナンバー」から、烏丸 千歳(からすま・ちとせ)ちゃんです。

 「まほいく」があんなだけに、あっけらかんと和んで観れることが嬉しいです。
 僕の中では秋アニメの中で1番の作品。
 千歳ちゃんの図々しくも明るいキャラクターが光ってます。

 秋アニメが始まる前は、全然ノーマークだっただけに、なんか得した気分になれます。
 来週が気になって仕方がないといったことはないのですが、なぜか毎週楽しみにしています。


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Tags   ニッセイ外国株式インデックスファンド  ガーリッシュナンバー  烏丸千歳 

Comment

なかの #-

深い分析素晴らしいですね。
他のブロガーは希望的観測で、「時間が経てばやはり平準化されていくと思う」とか書いているだけだし。
私は該社のレポートを読んでもさっぱり理解できませんでした。
確かに、再発防止策まで踏み込んであれば、保有者としては少しは安心できるのですが。

2016/11/17 (Thu) 19:39 | URL | 編集 | 返信
mochi #-

ちょっと気になりまして調べてみました

こんばんは。なかのさん。
コメントありがとうございます。

> 私は該社のレポートを読んでもさっぱり理解できませんでした。
> 確かに、再発防止策まで踏み込んであれば、保有者としては少しは安心できるのですが。

電話やメールでの問い合わせが結構あったのではないでしょうか?
臨時レポートですから取り急ぎで書いたんだろうと思いますが、
あれでは受益者の不安感を薄めるのは難しいと思います。

いずれにしても、今後この投信に対してどう向き合うのかは、
受益者各々の判断になってくると思います。

僕はブログで発表している積立グラフもキレイになっているので、
このまま積立継続していきたいとは思っていますし、
状況をもうしばらく見守りたいと考えています。


2016/11/17 (Thu) 23:03 | URL | 編集 | 返信

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